さがけいばニュース

佐賀競馬場で的場文男騎手 引退記念セレモニーを実施しました

 国内最多勝記録を保持し、半世紀以上の騎手生活を終えて3月31日付で引退となる的場文男騎手(68歳、東京・大井競馬所属)が、3月30日佐賀競馬場に来場し、大勢のファンが詰めかけるなか引退記念セレモニーが行われました。

 父が佐賀競馬の馬主、兄信弘さんが佐賀競馬の騎手・調教師であったことから、的場騎手にとって佐賀競馬場は、幼少時に初めて競馬に触れた、いわば騎手人生スタートの思い出の地です。

 セレモニーでは、的場騎手から詰めかけたファンに向けて引退挨拶がありました。

 的場騎手「17歳の時に大井競馬場でデビューさせてもらい、これだけ長く騎手を続けられたのは、ファンの皆様のおかげだと思っております。佐賀競馬場では里帰りジョッキーズカップや的場文男レジェンドカップ等を開催いただき、故郷が福岡県大川市なので毎年楽しみにしていました。騎手は引退するので騎乗することはないですが、佐賀競馬場にはたまに遊びに来たいと思います。ファンの皆様本当にありがとうございました。」

 引退記念セレモニーでは、佐賀競馬開催執務委員長から記念品として佐賀牛が贈られ、佐賀県馬主会長、佐賀県調騎会長ならびに騎手部会長から花束が贈呈されました。

 さらに、的場騎手がふるさと大使に任命されている福岡県大川市の江藤義行市長からの祝電披露のほか、地方競馬教養センター第20期騎手課程の同期で、荒尾競馬で騎手としても活躍された崎谷彦司元調教師、南関東地区で数多く的場騎手を起用し重賞6勝をあげた川崎競馬の内田勝義調教師、お互い騎手として好成績を競った大井競馬の真島大輔調教師が駆けつけ、的場騎手の長年の功績を讃えました。

 また、第1競走「唯一無二 渾身の的場ダンス賞」、第2競走「郷土の誉れ レジェンド的場文男賞」の引退記念競走が企画され、両競走とも的場騎手が優勝馬関係者へのプレゼンターを務めました。

 

的場文男騎手プロフィール

1956年9月7日 福岡県大川市生まれ

1973年10月16日 初騎乗、同年11月6日 初勝利 (いずれも大井競馬場)

生涯成績 地方競馬 43,497戦 7,424勝 (その他に中央4勝・海外1勝)