佐賀競馬における禁止薬物陽性馬の発生について(第1報)|佐賀競馬

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佐賀競馬における禁止薬物陽性馬の発生について(第1報)

 平素より競馬事業の運営につきましては、ご協力とご理解賜り誠にありがとうございます。
 さて、当組合において、競走馬のレース後の尿検査におきまして、(公財)競走馬理化学研究所から一部に薬物陽性という検査結果が出たとの通知を受けましたので、公表いたします。
 検出されたのは、禁止薬物であるカフェインでありますが、その原因につきましては、現在調査中であり詳細が分かり次第速やかにご報告いたします。
1 禁止薬物陽性馬の概要
(1)競走馬名
  ダイリンザン号
 (サラブレッド系 牡・3歳 佐賀競馬場 真島元徳厩舎所属)(11月6日15:59船橋競馬へ転厩)
(2)出走競走
ア 施行日・競走名
  平成27年11月1日(日) 第15回佐賀競馬第4日第10競走 「サフラン賞」
イ 競走条件
  サラブレッド系 B-4組 ダート1400m 1着賞金23万円
ウ 競走結果
  8頭立 1着
2 検出された薬物
  カフェイン(中枢神経を興奮させ、強心作用や利尿作用がある。)
3 発生の経過及び対応
(1)出走馬の禁止薬物検査については、出走馬のうち1着馬及び2着馬(11頭以上の出走の場合は任意に1頭追加)から検体を採取し、(公財)競走馬理化学研究所で禁止薬物の有無を検査しているところ。
(2)上記競走に出走した同馬については、11月6日20時19分FAXにて、A検体から禁止薬物に指定されている「カフェイン」が検出された旨、(公財)競走馬理化学研究所より連絡があったところ。これを受けてB検体について再検査を依頼し、本日、FAXにて15時29分、陽性反応の通知を受けたところ。
今回の場合は、1着馬1頭から陽性反応が出たもの。
(3)競馬組合としては、直ちに、内部に調査チームを設置するとともに、競馬法違反に該当する恐れがあることから、所轄の鳥栖警察署に届出したところ。
(4)また、真島元徳厩舎所属馬については薬物の影響下にある恐れがあるため第15回佐賀競馬第6日(11月8日)の競走から5頭全て除外する。
(5)今後、調査結果が判明次第、厳正に対処する。
4 過去の佐賀競馬における禁止薬物陽性の発生
 ・平成8年11月 検出された薬物「カフェイン」
【開催執務委員長コメント】
 このたび、誠に残念なことに佐賀競馬所属の競走馬から禁止薬物陽性馬が発生しました。
禁止薬物の撲滅につきましては、関係者が一体となって様々な再発防止のための対策を講じてきたところですが、このような事態が発生し、ファンの皆様並びに関係者の皆様にご心配とご迷惑をおかけしましたことを心よりお詫び申し上げます。
 佐賀県競馬組合としましては、今後、一日も早く原因究明、信頼回復に努めるとともに、再発防止に向けた対策を講じて参りますので、何卒、引き続きご支援、ご愛顧くださいますようお願いいたします。